母の逸話

 うちの母さんはたまにネタで書いているんだが、おかげで母親の知名度は小、中、高でもそれなりに覚えている人は覚えている。 何をしでかしたかというと
・受験対策に別のクラスに集まっている際、窓際で紫色の毛糸の帽子被って一人エグザイル
三者面談待ちの時に謎の体操、今でいうランランルーを廊下で
・授業参観で息子の授業ではないところに何事もなく進入→その教室の先生に「お子さんがどうの」と聞かれて
 母「ああ、うちの子ここのクラスじゃないんで」→クラスと教師愕然。 
が特に際立った例である。 もうね、学校ではこれだけでもまだ良い方ですよ。 事情で服を送ってもらったら全部膻縞、上下同じ色、縞って俺は囚人服かよと苦笑いしたら次からは全てチェックのターン。それで土下座する勢いで「服送るにしても単色にしてくれ」と言ったんだよ。
 そしたら最近来たのが・・・白。 もういいですお母さん。俺は普通に服を買ってますから、送るの勘弁してください。 後なんでチェックですか。いらんと言ったでしょ。
 そうそう、それとご家庭でよくある話で
子「おかあさ〜ん、今日の夕飯はなぁに?」
母「今日はねえ〜 ハンバーグだよ」 
とかいうのがあるでしょ? アレがうちだとね
俺「母さん、今日の夕飯は?」
母「ご飯
俺「いや・・・それは主食でしょ? おかずは」
 といってやっとおかずの名前が出ます。 ほぼ毎回このくだりです。 絶対に「夕飯 昼食 朝食」すべて聞くと必ず「ごはん」です。 ここまで読んで
「ははは、ジョークのできるすばらしいお母さんじゃないか」 なんて思ったあなた。 それは間違いです。 
 この人は最初から最後までジョークをしていません。素でやるんです。 こいつどこまで凄いというと一時期
「日本の最高裁判所はイギリスの司法を参考に専用のかつら(白くてくるくるしたのがついてるアレ)をつけて裁判を行っている」という親父と叔父の法螺話を信じ込んで昔通ってた会社の同僚ににこにこしながら言い出して、その会社の友人が親父に
「こいつにそんな嘘を教えちゃいけません。 信じちゃうんだから」 と言われて怒られたそうな・・。 そんくらい素というか、天然というか、フリーダムなんです。 
 今日はこの辺で