クレヨンしんちゃん

 ちょうど俺くらいの年のがアニメが始める頃にあたるのだけれども、当時からドラエもん〜クレヨンしんちゃんの流れやスペシャルがあれば何が何でも見るっつうのが(幾度か用事で阻止されたが)当たり前であった。 映画に関しては一応俺は最新作の以外は全部映画館で見ていた。なので作者本人というと映画で 漫画家臼井儀人 が歌を歌う(主に冒頭)のがどうにも頭にこびりついてしまい、ニュースやらなにやらでお亡くなりになって「お疲れ様でした」という気になった。
 映画の話になるが、大人帝国に関しては「なんかクレヨンしんちゃんっぽくねえ」というのがあるのでちょっと別にしとく。理由はなにより「オカマがいない!」これが一番だったりする。
 クレヨンしんちゃんの映画好きならわかるかたもいらっしゃると思うのだが、「重要なポジションにはオカマが確実に存在する」 これがクレヨンしんちゃん映画版の根底にある部分である。彼女ら?の存在があってこそクレヨンしんちゃんにしまりが出てくるというか、そもそも「きれいなオカマは映画ではアレしかいない」というかおそらく歴代オカマシリーズは多分見たら俺覚えてるんじゃないかなと思ってきた。嵐を呼ぶシリーズは基本オカマは出ないが、ヤキニクロードのみヒロシがおかまになり、おまけに「ホモ」が出てきた。 まあとにかく、あいつらがいないとしまらないのもそうだし、なんか無理矢理感動させようとかするからかえっていまいちになっちまったのが多いよな。 というかオカマが出ても感動させられるってのがある意味ウリだっつうのに・・・。 と愚痴っても仕方がない。
 まあそんな中で未だに俺にとってのクレヨンしんちゃんの映画の中では上の3つが未だに最高の一言である。 ハイレグ大魔王に関しては初期作なのとしんのすけチョコビについてるカードを引き当てるシーンなどが特に好きでね。あとはアクション仮面は本物のヒーローだったというのが一番しびれてしまった。 
 ヘンダーランドと雲黒斎に関しては双璧というか、ほんとこの二つは分かれる。 俺としては両方とも見てほしいが、個人としては雲黒斎の方が僅差で好きだ。 あの菜の花のシーンとか、もうね。ああなんか無性に見たくなってきたぞ俺。 逆にヘンダーランドは最初から最後まで一貫してたからなあ、トッペマに泣いたのは俺だけじゃあないはずだ。そして「私は強い者の味方だ!」にどれほど衝撃を植え付けられたのもまず俺だけじゃあないだろう。
 まあなんであれ、どんな形であれ俺らの世代には多大な影響を与えた人物の一人がまた一人お亡くなりになられたと思うと少し寂しいものである。
 今日はこの辺で