カレー

 筋肉少女隊の「俺にカレーを食わせろぉぉぉ」を聞いてしまい今日はカレーを作ることになった。 カレーは大抵どんなものを入れても包み込む偉大さをもっているが、未だに父親が語る母のオリジナル料理、「田舎から送られてきた魚介類を見て作ったシーフードカレー」なんでもギンダラの切り身、タコ、イカとかなどのただ焼けばいいものを何を思ったのかシーフードカレーにしたそうな。 カレーの偉大なる力さえ寄せ付けず、自己主張する魚介類の生臭さがくるという。俺なんかだと一発でリバースしかねない代物である。 そもそも何をどうすればそうなったのか、当の本人でさえ「あれは幻の料理であり、私でも二度と作れない」と語る以上、食べた両親以外誰も味わったことはないようだ。 
 それはともあれ、俺は未だにスープカレーというのを一度も食ったことが無い。本当にスープとしてのカレーなのか、はたまたビーフシチューみたいなのをさらに水を増したような感じなのか・・・テレビで流れているのを見る限りどんなのかさっぱりわからなかったが、今でも取り扱っている店があるのだろうか。 未だにまるまるジャガイモ一個、さやえんどうなんかが入っているあの見た目が忘れられない。  
 なんであれこれからカレーを作る。2ヶ月前の友人達の写メールで地味にカレー率が高かったが、出来次第カレーの写メールを送ってきたのに送り返そうと思う。
 今日はこの辺で