酔っ払い

 酔っ払いというとうちの母方の祖父は酒に弱いためすぐに酔っ払う。顔を赤くして人の話を聞かない状態に陥るというのがざらにあったが・・・料理酒を飲み始めたあたりで飲酒はほどほどにと心底思ってしまうのだった。 
 酔っ払いというのは昔から本にもかかれており、徒然草だと「宴会で調子に乗ったある僧が芸のつもりでツボを被ったら抜けなくなって大騒ぎになった」というのを書かれたり、平安だったかの本に「いくら酒好きでも、酔いの醒めが早くて醜態さらさない人ってのはすげえわ」とか。前者はともかく後者は宴会に行ってベロンベロンになるまで飲んで、次の宴会までの牛車に乗っている間に完全に復活、第2ラウンド行ってみよーという酒好きだが、しっかりと仕事はこなしていたとか・・・当時のお酒は相当甘い、おまけに牛車は揺れる状態であるため、誇大しすぎな気もするが、どちらにしてもある意味極めてしまった方だったのだろうと感心するのであった。結局のところ酔っ払いで今も昔も嫌われるのは、アホなところを見せてしまったり、醜い部分を堂々とあけっぴろげにしてしまうからなのかもしれない。
 今日はこの辺で