ピアノの先生

新 ショパンピアノ名曲選

新 ショパンピアノ名曲選

 完全に個人的な話になる。
 今日ピアノの先生に浪人し、県を出ることを報告した。 いつまでも報告するのを遅れさせたのは俺が送るのに躊躇していたからだ。メールであったとはいえ、何の返信がきても俺は辛いだろうと思ったからである。 
 ピアノの先生とは3歳から高校3年の冬よりちょっと前あたりまでずっと教えられた先生で、普通だと別の先生になってしまうこともある中、恐らく俺みたいに長く同じ先生っていうのは稀なんじゃないかと思う。なのである程度のことは分かる仲であった。あくまで私見だが。 
 先生のレッスン中ピアノやエレクトーン(グループも一時期やっていた)で嫌なことはなかった。ろくに練習してないのがよくあった俺がグループでえらい泣き虫だったことや、グループで俺以外皆女の子だったことが嫌で仕方がなかったのも、結局は自分が一向に状況を変えず、うじうじしてサボっていたのが原因だった。本当にすいませんでした。
 個人レッスンになってから色々とやりたい曲をやらせてもらったり、大分好きにできたのは嬉しかった。ただまあ・・・もともと上手い方ではなく、父親からは「才能はないが続ければそれなりに・・」とよく言われていた。 なんだかんだでベートーヴェンの悲愴2番を弾けたのは嬉しかった。それに「雷光君の手は大きくていいなあ」とよく褒められ、冷静に考えると「手が大きいのしかとりえがないんかな」とも取れるが、地味に嬉しかった。母方から褒められてもあまり嬉しくなかったし、父親も正直な人なのでほとんどガキの頃から今まで褒められたのが指で数えるしかない、逆に言うと褒められるようなことをしてないってことなんだがな。
 話を戻すが、そんな感じで長い間レッスンをして、何度かピアノの発表会に出たり、演奏会に聞きに行ったりして度胸だけはつき、今の俺の人格やピアノがそれなりに弾けるほどになった。先生のおかげである。軒並みではあるが、これからも他の生徒さんと共に頑張っていただき、健康を損なわないことを願う限りである。
 今日はこのへんで