片栗粉は便利

 今日も祖母の家に居た。一日を振り返ると、朝早くたたき起こされ、車で祖母の家に向かい、うらうらと布団と枕を借りて二時間ほど睡眠し、朝作ったらしい朝食を食べ、軽くゲームをやった後、「そういや明日は二次試験の後期だったな、受けたとして確実に落ちるんだがやらんといかんわな」と思い小論文の参考書で大体のプロセスとコツを頭の中に焼き直しし、岩手大の過去問題を30分ほど大雑把にやってみた後、「そういやここんとこどんな生活してたかな」と思いノートに列挙してみて、ある意味予想通りのがっかりな行動記録に反省するのであった。 その後昼飯を食べて自転車に乗り、ふらふらと東へ向かって走り、一定の時間になったので帰った。 そうして着いたら従姉妹達が帰ってきており、「お友達がいるからこの部屋には来るな」とのことで、紅茶を作って二階の方へ行き、冷えた両手を紅茶のカップで温めながら祖母と共に料理番組を見て、今日のは5分で作る中華料理で、肉団子にふんわりとした食感を出すために玉葱はみじんぎりにした後片栗粉をまぶすというのに祖母と共に「なるほど、そうするのか」と感心しながら見るのであった。その後も調理のコツなどをじっくりと見た。
 大体今日はそんな感じであった。従姉妹達が遊んでいるのを聞いていて、なんとなく父親が自分の子どもの友達が来たときの微妙な気分というのが分かる気がした。
 今日はこの辺で