意地

 担任と以前相談して「面接練習を俺は受けない」ということに決まったんだが、今日久々に会った所、「雷光君は面接練習を受けないって言っていたけれども・・・別に私じゃなくてもいいんだよ」と言ってきた。 担任は俺に対して「あのような態度では他の先生には任せられない。私がやるしかない」と言っていたのにこれはなんなんだろうと思いつつ、「親父に言ってください アノ人に任せたんで」と言うと、「あくまで意地を通すということですか、いや別にいいんですけどね」というようなことを聞こえづらい声で言われるのであった。
 意地・・・自分の思うことを無理に押し通そうとする心 だそうだが、意地だけで結果が良くなるなら苦労しない。なにより「吐いた唾は戻せない」というように、今までが散々な目にあっておいて、任せたいとは思わない。 恐らく同僚か上に何かをいわれたのであろうが、Kパックの結果などから見ても俺は奇跡でも起きない限り大学には受からんであろう。元からそれを計算に入れての計画ではあったが、そういう意味で俺の立場というのは「厄介な存在」である。 頼むから余計なことはもうしないで欲しいと願うのであった。 
 今日はこの辺で