師範講習

 今日はE師範による講習会であった。 毎年のことながらE師範の重心移動、手の捌き、技の流れは俺にはまったく読めず、いつも鍛えられている道場長や先生方が赤子のてを捻るかのごとく倒されたり、吹っ飛ばされたりするのは圧巻であった。 そして今年初めてE師範の講習会に参加した20代前半、E師範より身長の高いの青年を高齢のE師範が技をかけると、青年は前方に勢いをつけて吹っ飛ぶのであった。 見る限り技をかけて転ぶ際に、ついでというようにE師範は足をひょいと青年にかけ勢いをつかせたようで、さながら「逆上がりの逆回転みたいなもんかな」と思ってしまうのだった。また、「やっぱこの人すげえや」としみじみと思うのだった。 
 今日はこの辺で