憂鬱

 今日、『版画展』に行ってきました。 版画展といってもイラストレーターさんの描いたモノを見に行くという・・・オタクの方向けのちょっとしたイベントなんですが、何の因果かうちの母と叔母、そして従姉×2と行くことになり、
「おまえら絶対何か勘違いしてるって」という俺の意見にも
「まあ従姉漫画家とかイラストレーター目指しているし、 少なくともあんたより絵は上手いから参考になるでしょ」という完全に何かを勘違いしている母達を止めることに失敗し・・・行くまでの間「もう・・・帰りたい。」と絶望しながら向かったところ、入り口前の看板に「ただいま人数制限中、次回は1時半から・・・」という看板に内心ガッツポーズを決めつつ叔母などに
「今会場整備中のようだから、1時半まで待ってくれだそうだ。」というとそこはオバサン年上、「スタッフに入れないか聞け」といわれ「 いや、俺だって嫌だよ」と言い、入り口手前の席に俺以外皆座りこむのであった。
 なので「おま〜ら図書館近くにあるから行けや」というと
「看板見ても次のに入れるかどうかわからん、だからここにいろ」とおっしゃられ。「んなわけあるかい」と突っ込みを入れる気力も萎えて「ああ・・・俺トイレ行ってます」と断り、トイレにてうちの親父に電話し、「どうすればいいんだこの状況」と助言を求めるも
 「いや〜修行だと思って諦めな」と言われるのであった。
 数分後半分やけになって図書館に入った瞬間俺のPHSから電話がなり、母から「スタッフに頼んだから子どもだからOKっていうので入れる。さっさと来い」 といわれ「はあ・・・はい」と返答し、渋々会場に入るのであった。 その間同じような方々の視線が少し痛かった。 
 版画展に関しては従姉連中は勉強になったのと、純粋に面白かったので良かったが、叔母達はやや渋い顔をするのであった。 
 ともあれ中に入ってからは割と心にも余裕ができ、十分楽しむ事ができたのはよかった。 内心「嫌なことでも過ぎれば少しは気が楽になるな」とも感じたが、なにより従姉がこういうので嫌悪しなかったのはある意味ほっとするのであった。 
 しかし苦笑いせざるおえないのはこの後であった。 叔母連中は車の中で場所やら版画の値段、云々・・・などを散々言っていたのには流石に「ひでえ・・・そこまでいうか」と思うのだった。 こういう人もいるのは仕方がない。
 今回ので一つ学習したのは、「こいつらとこういうイベントには絶対に行かない」ということです。 もう色んな意味でこちらの方がもたない。 
 今日はこの辺で