カマキリ

 先日ピアノの先生との対談にて先生が「そういえばカマキリの卵の産む高さによって雪の量が変わるんだって。 今年は低いからあんまり降らないんじゃないかな」と言われ、「いや、ドカ雪よろしくで降るんじゃないですかね。 もう歩道と車道に壁が出来る並に」 とかなんとか言って談笑しながら稽古をしているのであった。
 そして今日、毎日勉強時間を書くノートの副担任のコメントに『カマキリの卵が今年は高く産みつけられていました、これは何を意味するのでしょうか』とかなんとか書いてあったので、「・・・・もう知ってるよ。」と思いつつ、多分うんちくを話したいんだろうなあと思いつつ「今年は低いと私は聞きましたが、カマキリの卵は積雪される量に合わせて高さを変えます。これはカマキリが卵から孵化する時に雪に囲まれてはうまく孵化もできませんからね。」と前半は本当で(というより言い伝えみたいなものか)後半は適当な話をでっちあげちまうのだった。
 それにしても・・おんなじ話を聞く羽目になるとは思わなかった。おまけに片方は低くもう片方は高いときたものである・・・大体人によって高低の差が違うんだから、高いも低いもあるかっつうの、そもそも俺は小学校の校庭でしかカマキリの卵を見たことが無いし、「大体カマキリの産卵期と冬の気圧がなんで関係するんじゃぁ」と突っ込みを入れたら負けなんだろう。 
 というか・・・・この話一体誰が教えたのやら、 またうちの叔父さんが「知ってるか? コーヒー豆を牛の飼料に混ぜるとコーヒー牛乳を出すんだ。 だからブラジルの牛からはコーヒー牛乳が出るんだぞ」 というホラ話並に適当な気がしてならないのは俺だけなんだろうか・・・。
 今日はこの辺で