視線

 今日は部活にて、先月より計画していた発泡ウレタン(発泡スチロールみたいなのがドロっと出るもの。見た目はシャンプーのムースっぽい)を使い、模型を俺一人で作る事になった。 
 ということで部長を確認した後、学校の裏側(通学路がフェンス越しからよく見える)辺りにダンボール×2と発泡ウレタンのスプレー?、さらに防護用の花粉マスクを装着していざ開始・・・と思ったのだが、始めようと思った際、目の前を女子5人が、[変人だ、変人がここにいる]とか思ってるような視線で俺を見つつ、俺の視界から消えた後に「いや、盗み見はよくないって」などと聞こえるのであった。 いつもなら軽くショックを受けるのだが、流石に今回は自分でもそう思う、なにせ[マスクを着けてスプレー缶を持っている男]なんてもんを学校の裏で見たら怪しがるのが普通である。 などと自分で納得しつつスプレーを模型に合わせて噴射したのだが・・・それによってさらに状況が悪化した。・・・なんというか、きれいに言うともんじゃ焼き、悪く言えば酔っ払いの○○がノズルからドボドボと出て来る。おまけに流動性が優れていないのでゆっくりであり、おまけに最後の方になってくると色もさらに濃い色に変わっていくという様を、学校が終わり自転車でいちゃいちゃしているカップル学生共がみて、露骨に嫌そうな顔をしているのを見たり、完全に無視している奴とか・・・。 若干悲しくなりつつも作業は終了したのですが、その後一時間以上固形にかかるので、先輩に連絡し、結局30分後に大分固まるのが分かり、そのまま部室に放置し、今日の部活は終了するのであった。 それにしても、部室=実験室なので、次にこの部室に入った生徒は美ビルだろうな〜とか思うのだった。 なんせ妙にもっこりと膨らんだ(膨らむらしい)のが二つもあっておまけにベージュ色、お遊びで壊さなければいいのだが・・・。
 今日はこの辺で