一人よがり

 一日中家で過ごしていたわけだが、宿題があるくせにほとんど進まなかった。やってたことは専ら読書、というか溜まっていた雑誌を全て読み耽っていた。その後、父と遊びでやってる小説のプロット作りにあ〜だこ〜だと新しいのにどうすりゃいいかとかを昼寝をしながら考えるのであった。 念のため言うが遊びのためとんでもない位下手糞である。
 暇だったわけではないのだが、なんというか明日から合宿のため3時間弱に渡る車地獄があり、[どうせ地獄なら休日ということで]という誘惑に負けてしまい、上のとおりな行動をしていた。そんなわけで色々とプロットを練るために過去にしでかした行動を参考にして、[笑いながら追っかけてくる奴(相当怒っている)を見て追いかけられる奴はどう思うんだろうか]とじっくりと考えてみた。 流石に追いかけることは何度も経験しているため想像はつき、なんとなく納得したのだが、それ以上に『周りは追いかける者が元気な限りは止めないし、追いかけられる者を助ける人は極めて少ない』と言うのは何故か?不思議なものである。本来同じ部活の奴らですらほとんど止めにはいかない。追いかけられる人からすればそれどころではないと思うのだろうが、こちらからだと「己は己、他人は他人、だから助ける義理もない」とかなのかな〜(自身も含め)とか、「自分でも誰かと誰かが追い掛け回していても止める気にはならんな。」などといまいち中途半端でじっくりと考えても分からず、飽きたのでとりあえず『理想としては止めてやったほうがいいかもな、だが現実でそんな他人のことにいちいち止める気にはならないほうが普通だ』とまとめて、夕食を食べに下へ向かうのだった。
 今日はこの辺で