deardrops

天候曇り 体重0.4kg増加

deardropsクリア 感想(一部ネタバレ有)

DEARDROPS STRAIGHT

DEARDROPS STRAIGHT

 まあ18歳未満はやっちゃだめなゲームの話なんだが、なんだか曲が妙に印象に残ったので体験版やって購入することにした。以下感想。

 菅沼翔一は若くして才能を発揮し、海外のオーケストラで将来を嘱望されたヴァイオリニスト、だった。
とある事情で、その楽団での居場所を失うまでは……。
楽家としての道を閉ざされたと感じた翔一は、自分の愛器であるヴァイオリンをも手放し、
失意のまま帰国するものの、オーケストラ追放と楽器を勝手に手放したことで親の逆鱗に触れ、
勘当同然の身となり、行く当てもなく無為に過ごす。

そんな折、ひょんなことからライブハウスに住み込みで勤めることになった翔一は、
自分の知らなかった「世界」に触れることになる

 というあらすじから共通シナリオ(バンド結成〜学園祭ゲリラライブ)とその間にそれぞれのヒロインの好感度によって分岐する形になっているんだが、多くのユーザーが言うようメインヒロインとサブヒロインのシナリオ量に差がある。ただ共通シナリオを読む限り俺にもサブヒロイン二人のフラグは唐突だよなあと思った。サブ二人のうち弥生シナリオに関してはがうんちくもあって俺は好きなんだが、りむに関しては・・・まあもっと書けたんじゃないんだろうかとも思うが俺はアレで良かったと思う。ただまあどちらもバンドは完全に蚊帳の外にあり、主人公のトラウマも解決してねえのが気にかかった。メインヒロインのかなでのシナリオに関しては主人公のトラウマやヒロインの成長がメインになるが、共通シナリオに比べるとかなり重いというかメンタル的にどろどろした話になっている。個人的に主人公のかつてのライバルヨハンの苦悩は割に好きだった。特に
「チャンスだと思った」の発言は分かる人には分かるんじゃなかろうか。
 そしてメインヒロインの律穂のルートに関しては、ベーシストの権田さんの伏線を拾い、ロックバンドDEARDROPSが深く関わっていくシナリオになり、ある意味これが本編ともいえる。ただ比率的には deardrops:権田:律穂=2:1:1という比率なんじゃないかと思わせるほどヒロインの扱いに関しては薄め。シナリオ量的にはかなで>律穂>弥生>りむという順になるんじゃなかろうか。ともあれ律穂のシナリオの最後の盛り上がりは凄い良かった。
 曲に関しては[希望の旋律]や[Anytime Anywhere]LEO版の[No music No future]とか色々と好きなんだが・・・なんかクリア後のソングライブラリの曲はパワー弱くないか?と思ってしまう。特に[Mydear stardust]はそれが顕著な感じ。俺の感じだとシナリオだったともっとパワーがあった気がする。少し愚痴るとなによりLEO版やかなで版の[No music No future]とかは何故ソングライブラリにないのか。そしてツインボーカルを期待してた分なかったのはちょっとショックだった。あとバイオリンパート有のロックをもっと聞きたかったな。そういう意味でCDには期待しています。
 それにしても野郎メンバーもメインヒロイン以上に濃かったり暑苦しかったりして面白かったな。個人的に 権田さんとヨハン>マスター、鮫島>オカケンとLEO。という順に気に入っている。主人公のスガショーはまあ・・・見た目は草食系だが中身は肉食という通りの人物である。トラウマに関してはともかく、どんな状況でも前を向いて進んで楽しもうというスタンスの人物であり、どのルートでもほとんど性格が変わったりしないのも特徴。なんだかんだで苦労してるとああなるのかなとも思った。そういやえちいシーンについてだが・・・んなもん期待して買う時はここで書かんがな。
 ちなみに かなで→りむ→弥生→律穂 の順にクリアした。

 今日はこの辺で