気分の高揚

 自転車で道場から現家までの距離を走っている途中で脳内麻薬というか、ランナーズハイな感じになってくるときがある。梅雨明けにより大分風が吹いてくるからよくなったものの、なんだかんだで体に負荷がかかっているのは事実のようで、今日は頭の中で8ビートが流れたりした。おまけに口ずさんだりしかけてもいた。自転車に乗って無性にテンションがあがり、歌を歌いだすというのがあるが、たまに地元で自転車に乗ってるときにやってしまうことがある。 あの自転車に乗っていてやけくそな気分になると歌いたくなるらしく、デジモンのオープニングやらなにやらなんか熱い系の歌をやってたりする。 かなり音がずれまくっているため、あまり他人に聞かれないような場所のときのみやっているが、そんなときほど見られているものだ。知人に聞かれたときにかなり恥ずかしかった。
 道場の稽古ではたまに目がらんらんとして本気で技を互いにかけあったり、投げ飛ばされたのをなんかのヒーローものっぽく受けて吹っ飛ぶときなんかは割に気分がハイになってる程度で、あまり高揚しない。基本的にいかに技をかけるかとか、体の動きやらなにやらを考えることが多いため、どうにもそういった状況にならないようである。
 今日の道場でも稽古中に座り技で両手をとられた状態の技にて、あてみ(今回は顔面を寸止めで殴るふりをするものだった)使う技だったのだが、その相手から
 「もっと元気に喋ってやれよ、だいたいその当て身がしょぼいんだよ」と道場で俺よりも級の上でそれなりに動きのある方に言われ、じゃあ多少本気で殴ったほうがええんかな」と思い、顔面を殴る気でやったところ「・・・寸止めしろよ」といわれ避けられるのであった。なんだか納得がいかない。とりあえず地元の道場での癖で「道場以外の場でやるときのことを想定する」というのをやってるせいか、寸止め自体癖にならないように意識しないといけないと考えてしまう。そもそも「上級者なら避けろよ」と若干薄情な気にもなるのであった。
 今日はこの辺で