髪を伸ばしたり、カブトムシを見たり

 昔から俺は天然パーマなのだが、親父は髪を伸ばすと縦ロール、母は短かろうが長かろうが毎朝「なにそのウルトラ怪獣」と思える髪形になっているんだが、そうなるとこの二人から受け継いだ分どうなるのかと髪を切るのをさぼってみたところ・・・今朝方頭頂部にホイップのような、なんというかもやしもんオリゼーの団子みたいなアレが一個ついてあった。予想外であったのは確かだ。
 その後何事もなく日常を過ごし、夜になり母親と口げんかをしていたが、いつの間にやら母の食い物の苦手な話になってしまい、母の苦手な「きゅうりの酢漬け」が何故苦手なのか、という疑問に移ってしまい
母「だってアレ砂糖が使っているからそこはかとなく偽者のメロンの味がするの、だから私は嫌い、だいたいカブト虫だってきゅうりに砂糖をかけたのをメロンだと思って美味しそうに食べてるのよ」
俺「少なくともカブト虫はメロンだとは思わないだろうし(そもそも食ったことがあるか分からんが)、単純に甘い汁を吸いたいだけだろうが。そもそもアレはきゅうり+はちみつ=メロンだろ」
母「砂糖でもメロンの味なのよ、カブト虫だってメロンだと思って食べているのよ」とまあそんな不毛な話をしていた。何故か虫系統の世話を母に任せたら長生きするのがそこはかとなく分かった気がする。
 今日はこの辺で