ハナシがちがう

笑酔亭梅寿謎解噺 1 ハナシがちがう! (集英社文庫)

笑酔亭梅寿謎解噺 1 ハナシがちがう! (集英社文庫)

 田中啓文と聞くと「UMAハンター馬子」が先に頭に飛び出てしまい、「アレくらいどぎつい大阪のおばちゃんっぽさ溢れる話はないよなあ」と思って読んだところ、今度はとてつもなくむさいおっさんの出る短編ミステリーでした。話の内容は予想外に面白く、一緒に売っていた2巻も買えばよかったと若干後悔していたり・・・。 それにしてもなんとも歯切れのいいテンポであり、ちゃんとタイトルの落語に合わせた話である。 キャラクターもなにもが秀逸というか、主人公の師匠がまたようだしたなこんな人と思わせる方であったりと・・・不覚にも学校の休み時間勉強もしないでずっと読んでしまった。 面白い。 
 ただ、読んでいて、たまたま栞がなかったので「これでいいや」とライトノベルについていたチラシをそのまんまはさめていたのを忘れてしまい、学校にて本を広げた際チラシが盛大に顔を出し「なんじゃこりゃぁ」と急いで閉じるのであった。 寝不足ゆえの致命的なミスだと思います。
 今日はこの辺で