12人の怒れる男

 という劇を見たんだが、役の方々それぞれの動きを見ていて、それぞれの特徴を出すための技法や立ち位置によるキャラクター同士のかけあいなど、近くで見るとよりいっそう深いものがあると感心するのであった。 原作は英文であり、舞台はアメリカの陪審員として選ばれた見ず知らずの12人の男が、ある少年の起こした殺人事件について話し合うというもので、ミステリーものである。 原作は親父曰く「名作だよ」と言っていたが、調べて見るとどうにも映画もあるらしく、こちらはかなりの低予算、かつ2週間程度の撮影で終了しているようだ。 
 ともあれ、三年間芸術観賞で見たものはそれぞれ面白く、一通り満足するのであった。 反面、今まで落語やコントだったのにいきなりミステリーの劇だったのは何故なのか気になったが、陪審員制度の導入が大きいのかもしれないなという意見もあるのであった。
 今日はこの辺で