炎の色

 今日も学校の化学の授業にて、ガスバーナーを使った。 その際いつもガスバーナーから出る火を見ているためかUに「雷光、おめえ昼に火を見つづけたら夜に寝小便垂れるってばあさんに言われなかったのか?」のようなことを話されたので「いや、うちの場合墓の前で爆竹鳴らすからなあ」といまいち返答になっていないようなことを喋るのだった。
 うちの父方の方はお盆になると夜に花火をやるため、枝木を持ってきて燃やし、その炎で花火をする。 また次の日には先祖の墓の前で同じように花火をやるというのが普通なんだよな。
 それにUみたいに祖父母が俺に対して昔からの慣わしや伝聞とかあまり教えてもらったことないんだよな。 どっちかというと「盆の海は危ない」とか「山は必ず二人で行け」とか「嵐の時海の近くに行くな」とか・・・そういうことを教えられることが多い。 あとは祖母が唯一警告したのが「空手と柔道はやらせるな」ということだった。どうしてかと聞いたら「近所の子が首ぶつけてえらいことになって病院に行ったから」だそうだ。・・まあそんなもんである。 
 今日はこの辺で