新陰用竹刀・・かな

 今年初の稽古日であった。 
 今年初なだけにMさん(袴)がどこからか入手してきたのか[白くて特殊な竹刀]を二本持って来てニコニコしていた。 なにやら横で師匠と会話しているのを聞くと、どうも県のどこかにて[新陰流](多分柳生新陰流だと思うのだが)のを見学させてもらい、それで得たようである。 師匠曰く「アレは普通の竹刀とは違ってより細い竹を何個もつけて縛ってるんだよ。 だから木刀より撓るからしっかり真っ直ぐふらないとすぐわかるし、俺も後でこっそり使おうかな」と絶賛していた。 また、MさんとHさん(茶)二人で稽古をしている際「あ、思っているより痛くない」と感心しているようであった。 ただ「これくらいならある程度本気でも大丈夫そうですね」とMさんの目が一瞬光ったようなのは私の恐怖心によるものであろうか・・。
 ここのところMさんと稽古し、当身が直に入り毎度毎度結構痛い思いをしているため、Mさんの本気竹刀だけは回避したいと思うのであった。
 余談だが、MさんとHさんの竹刀での稽古は「かっこいい」と思えるのだが、竹刀がなんとなく[白い鉄パイプ]か[蛍光灯]ぽく見えるのが残念であった。 
 今日はこの辺で