泥鰌と液体窒素

 実験報告・・先日から残っている液体窒素を派手に使う事になるのであった。 実験内容は[コーヒー牛乳からシャーベットを作る]と[風船を冷やす]と[液体酸素を作る]などであった。 ・・・・・他、先日実験に使われ生存した泥鰌を川に流すという命令も下されるのであった。
 とまぁそんなことをやってきました。 先日の実験に使われた泥鰌×2のうち一匹は液体窒素による凍結を耐えながらもやはり限界だったらしく御臨終され、生物室のカエル(ウシガエル位のでかさ)×7に捕食されたことでしょう。
 え〜もう一匹もかなり弱ってはいますが無事、田圃に投下してきたので、運が良ければ来年には2代目がわらわらと生まれて来るでしょう。 ・・それにしても田圃にぶちまけたら部長に
「雷光君、田圃に入れちゃったでしょう、泥鰌。 あれは川に流さないといけないんだ よ。 でないと機械に踏み潰されるかはたまた干からびて死んじゃうよ?」と言われそのあと副部長からも
「そうだ〜、あいつは弱ってたんだぞ(笑)」と言われる。つい
「そこまで言うならお前らがやれよ」と思いつつも「いや、田圃でも大丈夫でしょうし、そもそも水抜きで川に流れるから大丈夫じゃないかと」と返答し、その後二人に
「いや、だめだろ」と突っ込みを入れられるのであった。 ・・・泥鰌はしぶといから平気だと思うんだが。

 と泥鰌はおいといて他の実験に関しては、風船を冷やすのは、液体窒素にいれる事によって内部の空気が縮んでいき、最終的には潰れ、ほったらかしにすると勝手に戻ってしまった。 理屈は温度が下がる事によって内部の空気が体積が減っていくためだそうだ。
 液体酸素に関しては、純粋な酸素を袋に注入し、液体窒素で冷やす。 結果は融点に達した酸素が出てくるわけなんだが、色は極めて薄い青色(空色だろうか?)であった。 ・・コーヒー牛乳で造るシャーベットは、正直甘さがかんじられなかった。・・ただコーヒーの苦味が入った割と美味しいものであったが、反面牛乳の甘さがないので若干悲しくなるのであった。 まぁどちらにせよ、実験は成功なんだがな。
 今日はこの辺で