あいつの思い出

 注意、今回のはペットが死んだ日のことを書くので、ちょっと重いです。

 今日の昼頃に、勉強に疲れて軽く仮眠を取るつもりが、死んだ愛犬の夢まで見てしまいました。夢の内容は誰かのブログを俺が読んでいた。ブログの内容は『家族の○○が死にました。とても悲しいけれど安らかに眠っていました』的なことを書かれていて、永眠する子犬と、同じ犬種の成犬が6,7匹ほど子犬を中心に円になって集まっているという動画が一緒に添付されているのを見て目が覚めた。 子犬と群れの犬に愛犬の姿があり、子犬の頃のあいつの姿を見れて少し嬉しく思うのだった。
 愛犬の死は夢では眠るような死で、現実では血にまみれ苦しんだ末の死でした。

 現実であいつが死んだのは冬休みが終わる日でした。死んだ原因は猫いらずもしくはそれに似た毒物を食べたから。おそらく散歩中に気づかないで拾い食いをしたのだろうと思われる。数日前から兆候は出ていました。 けれども、吐くのがあいつのくせみたいなもので、父も母も気づけませんでした。 俺自身、不安になって病院に行くのを勧めたのは2日前くらいからでした。
 冬休みの最終日、朝目が覚め、居間に行くと血まみれになった犬小屋と、両親とあいつは動物病院に行っていました。あいつは帰ってくると点滴を刺されており、苦しむ呼吸と全身がけいれんしていました。 それから午後の6,7時くらいまでに咳き込みながら血を吐き出し、目が焦点合わずぶるぶると震えながらその瞬間まで苦しんでいました。何度か呼吸が止まりそうになり急いで心臓マッサージを父や俺がやっていました。 その後ふっと呼吸が落ち着き、あいつは少しだけ穏やかな顔をして目を開けたままあの世に行きました。 心臓を触って拍動が止まったのを確認したのは俺です。目を閉じてやったのは親父だと思います。ゆっくりと弱くなる拍動と、血にまみれた姿は未だに頭に残っていて一生忘れない、忘れられない。
 けれど、死んでからその日は一度も泣きませんでした。。
 次の日、俺は普通に学校に登校したはずなんだが何をしたのかさっぱり覚えておらず、雪がしんしんと降るその日にあいつは小さな箱になって帰ってきました。
 俺は箱を開きあいつの骨を見て、何かがぶち壊れたように泣き出しました。大切なモノほど、失ってからその大切さに気づくことが多いモノです。
 
 それから色々とあったわけですが、死んだ日や前後数日間の感情を書くとどうにも記憶の改ざんやらあって書けません。すみません。 
 今日はこの辺で