思想の整理学

思考の整理学 (ちくま文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)

 1986年に刊行というと23年前に刊行されていたわけだが、内容はタイトルどおり、けれども読んでいていつい「典型的な大学論文に苦しむ学生について」という風に読んでしまうのだった。 本編自体が論文を書くときのに必要なのがちょろっと出ていたりしているからかもしれん。 なにはともあれ島田清次郎さんに関しては俺は全く知らん。読んどいた方がいいのかもしれんが、なんともなあ・・・。
 文体というか読みやすさに関してはあまり疲れることなく読めた。 大抵こういったのは時間がかかるのが普通なんだが、例えや内容をわかりやすかったのが要因と思われる。ただ、内容に関して孫子やらその手の技術系の本にあるような具体的なテクニックは書かれているのを期待している人には向かんだろうなあと思うのだった。
 今日はこの辺で