緩い感じ

 他校が受験勉強やら見学やらで躍起になっている中、うちの高校は大学を選ぶために進路指導室を利用したり、インターネットで調べたり「この際だからAO受けるか〜」とか「推薦やべえよ」と躍起になっている。 真面目な方は準備もそれなりにしつつしっかり勉強をしているようだ。 
 一応夏期休業となっているが、実質一週間程度しかなく、それ以外は課外授業で午後4時まで学校にいる。
 昼食の時間にてアームレスリング、文化祭のための練習(主にギター部が部室で行なう)などで生徒が動き回っている中、俺は 部室が開いてない、図書室が開いてない、 といつもの場所がないため音楽の先生に頼んで音楽室の鍵を借りてピアノを弾いて遊ぶのであった。 その後は課外が再び始まり、緩い感じで一日が過ぎるのであった。 今日は道場に行かず、体調を整えるのと、母親の愚痴(主に従兄弟の変態行動について)語られ辟易するのであった。
 小学生の従兄弟は今水の恐怖心を無くすのと金槌を直すために水泳スクールに生かせているんだが、どうも前の男の子(多分小学校低学年〜幼稚園児)の両脇をつっつたり、なめったそうな・・・。 「ガラス越しでおまけに人もいるから叱れなかった」と愚痴っていたが、「迷わずに殴り飛ばしなさい。周りなんぞ気にしてる場合じゃない」と返答するのであった。 子どもの性格は環境、本人の気質、成長する際の状態などにより変化するため、それに関わる両親や祖父母などの大人といえる人々はその子に対し責任を持たなければならない。 うちの母や祖母、叔母は子どもへの愛情というものが「ペットに対する愛情」と似ているため、歳を取りある程度モノが分かると掌を返したような対応をする。 ようするに子犬は小さいうちは可愛いけど大きくなって可愛くなくなったといって愛想をつかすようなものである。 これは大変失礼なことだが、それが通じるのが祖母の家なのである(従兄弟は祖母の家に泊まっている)。 なので問題点に気づかない。 この先のことを考えると何をしでかすか分からないということが推察できるため、焼け石に水でも少しは良い方向に教育せにゃいかんなと思うのだった。
 今日はこの辺で