うなる血しぶき

東京2日目、なんだかんだで父の所に住ませて貰っているのだが(厳密には東京ではない)、今日は温泉ランドのようなところへ行き、夕食を食ったりしてすごしていた。
 夜になり、
「背中から血が止まらず、参っている。悪いが血を抜いてくれ」とのことで仕方なくやり始めたが・・・正直やるんじゃなかったと思った。 
 なんせ抜き取るとは言っても蛇の血を外部に出すために搾り出すのと同じで、指で出すわけなのだが・・・ ブシュゥゥゥとかいう音と共に血が潮を吹くかのように流れ、勢いが強いゆえに俺の白いTシャツやら腕に引っ掛かりまくるのであった。 その後も何度か大量の血が流れ、ときたまウジのように現れる白い脂肪の結晶が血液と共に流れはねるさまに
「ぎゃぁぁ」などと叫びつつ、作業は続行されるのであった。 ・・・一応最後に薬を塗って終了するも、さっさと切っちまったほうがいい気がするが、それはお医者さんに任せようと思うのだった。

 今日はこの辺で