未完

 作家の栗本薫さんが先日お亡くなりになったそうだが、個人としては「これでグインサーガは未完になってしまうのか・・・豹頭王の花嫁は結局かかれずとは」 と全く読んだこともないのに考えてしまうのだった。
 いつも思うが、「物語は、完結しないと作品とはいえない」と思う。 うやむやにして終わりってのはどうにも煮え切らないというか、そういう意味で未完というのはなんとも不憫としか思えない。 藤原カムイ先生のドラゴンクエストロトの紋章は珍しく、本当に珍しく完結した作品である。 紋章を継ぐものたちは読んでいるけれども・・・方向が定まってなくて少し読み疲れてきている。 
 まあそれはそれとして、そう考えると夢枕獏さんのキマイラはどうなってしまうんだろうか・・・本当に終わるのかな。よく作家さんがネタで「これを書きおえるまでは・・・死ねない」とかあるけれども、かれこれ一向に続きが出ないため、参ってしまう。 東天の獅子とか、大帝の剣とかいろいろ面白そうなのが多い分、今度荒野に獣慟哭すの漫画を書いていた方が今度闇狩り師キマイラ天龍編がコミックリュウでやるとか・・・楽しみで仕方がない。 
 未完の話で思い出したが、ガンガン関連では結構別の意味でラストなのがたまにあったりする。 特にヤングガンガンの創刊号で、2,3話連載したと思ったらあっという間に消え去ったFFXIのものとか、ドラクエ関連とか・・・そういう意味で666サタンはあの時期によう終わったなあと感心してしまう。 一時期の月刊少年エースも結構きつい作品のオンパレードだった気がする。 低俗霊、NHKにようこそ、貞元エヴァ エウレカセブン漫画版、花子と寓話のテラー・・・ちょっとしんどかった。 エースを読んだ次の日は一日中気分がダウナーになってた。 
 完結してなんぼと思うのは、親父の影響だと思うがなんであれバッドだろうがグッドだろうがトラウマであろうがしっかりしたラストの方が個人的にはほっとする。  
今日はこの辺で